
ホーム|ブログ|インディアンMY27、何が出る?Scout整理説とChief・PowerPlusをFSCが勝手に予想
いよいよ、インディアンの2027年モデル=MY27が動き始めます。
Indian Motorcycleは、11月3日のEICMAでMY27情報の「第一弾」を発表すると予告しました。記者発表はミラノ現地時間11時45分。日本時間では同日19時45分です。[1]
となると、気になるのはやっぱり「何が出るの?」というところ。
Scoutは整理されるのか。Chiefに大きな変更はあるのか。レースで強かったChallengerに、何か特別な仕様は出るのか。
今回は、今わかっている公式情報と海外の報道を確認しながら、Indian専門カスタムショップFlow Style Customの目線で、MY27を勝手に予想してみます。
※2026年10月20日確認分。未発表の内容は予想・報道段階の情報です。日本導入や部品適合は正式発表後の確認が必要です。
公式発表で確認できるのは、EICMAで事業の近況を説明し、MY27の第一弾を公開するということ。会場はホール22、ブース195です。
Indianが今後も改良を続けると示したのは、Scout、Chief、そしてPowerPlusを搭載するバガー・ツアラーの3つのプラットフォーム。独立会社として初めてのEICMAになることも、今回の発表で触れられています。[1]
個人的に気になるのは、あくまで「第一弾」と書かれていること。11月3日にMY27のすべてが揃うと、今から決めつけない方がよさそうです。
車両だけでなく、部品供給や販売店への支援、海外市場への取り組みをどう説明するのか。長く乗ることを考えると、そこも聞いておきたいですね。
今、具体的な話が出ているのがScoutです。
海外では、米国EPAの認証資料を根拠に、MY27のScoutが6仕様へ整理される可能性が報じられています。米国ディーラーの解説でも、次の顔ぶれが挙げられています。[2]
この報道どおりなら、Scout ClassicやSport Scout RT、一部のSixty、Limited+Techなどの名前は、認証リスト上から見えなくなることになります。
ただし、ここは慎重に。FSCでは今回、EPA原本そのものの照合まではできていません。また、認証の掲載状況だけで最終的な販売ラインアップが決まるわけでもありません。追加認証や名称変更、日本・欧州で別の構成になる可能性もあります。
今の段階では「Scoutが6車種に決定」「Classicは世界中で廃止」とまでは言えません。
現行ScoutはMY25で新しいSpeedPlusエンジンと車体へ進化した世代です。[3] そこから短い期間で再び全体を作り替えるより、モデルと装備の組み合わせを整理する方が、FSCとしては自然な流れに感じます。
たとえば、Techの装備を別グレードへまとめる、色とグラフィックで個性を出す、アクセサリーパッケージを選びやすくする。そんな変更が中心になるのでは、と予想しています。
もちろん、Limited+Techという名前が消えるとしても、タッチスクリーンやキーレスまでなくなるとは限りません。装備をどこへ組み込むのかは、発表を待ちたいところです。
車名が整理されても、ハンドルやマフラーがそのまま使えるなら、カスタムの選択肢は広がります。
逆に、外見が同じでもハーネスやスイッチ、ケーブルの取り回しが変わっていれば、取付作業には影響します。FSCではメーター、電装、クラッチケーブルとブレーキホース、シートやバッグの取付部を見たいと思っています。
MY27が発表されても、既存の「2025〜2026用」をすぐ「2027にも適合」と書き換えることはできません。純正品番と取付条件を照合してから判断する部分ですね。

Chiefに関して、まず押さえたい公式情報があります。
Polaris Japanは、国内の空冷RoadmasterとSpringfieldについて2026年モデルをもって販売終了と発表。一方で、ChiefファミリーはThunderstroke 116を搭載して販売を続けるとしています。なお、空冷Chieftainは日本では2024年モデルで終了済みです。[4]
「空冷ツーリングが終わる」と「Chiefも終わる」は別の話。少なくとも現在の国内公式方針では、Chiefの空冷Vツインは続きます。
そのためFSCの本命は、カラー変更、グレード整理、装備や純正アクセサリーの追加。Sport ChiefやChief Vintageのキャラクターを、さらに分かりやすくする仕様が出たら面白いと思っています。

かっこいい!夢がある!
Chief系で夢があるのは、あのConcept Girderです。Thunderstroke 116とガーダーフォークを組み合わせたコンセプトは、Indianらしさを強く感じさせます。[5]
ただ、コンセプトがあることと、量産が決まることは別。今回確認した公式ページにはMY27市販化の予告はありません。
FSCとしては、いきなりそのまま量産するより、外装やデザインの考え方が将来のChiefへ取り入れられる方を想像しています。ここは期待を込めた予想です。

PowerPlusは、レース実績を前面に出す展開が気になります。
Indianは2026年King of the Baggersのタイトルを獲得し、シーズン10勝、24回の表彰台という成績を公式発表しています。EICMAでも、その成功を祝うと予告しました。[6][1]
ここから先はFSCの勝手な予想ですが、レースを連想させるカラー、特別仕様、パフォーマンス系アクセサリーが出たら、かなり話題になりそうです。
ただし、公式に言っているのは「成功を祝う」というところまで。市販のチャンピオン記念車が出ると確定したわけではありません。
もし登場するなら、日本へ入るのか、専用外装の補修部品が出るのか、通常モデルとどこが共通なのか。カスタムする側としては、そのあたりまで見てみたいですね。
FTRに戻ってきてほしい、という気持ちも分かります。
ただ、今回のEICMA予告で改良の軸として示されたのはScout、Chief、PowerPlusです。FTRを含めた新しい市販車の具体的な予告は、このリリースにはありません。[1]
FSCが今回確認した範囲でも、MY27 FTRの発売を裏付ける公式資料は見つかっていません。したがって、復活を本命にするには材料不足。出たらうれしいサプライズ、という位置づけです。
| 注目点 | 現時点の位置づけ |
|---|---|
| Scoutの6仕様への整理 | EPA認証に基づく海外報道。最終販売構成・日本仕様は未確定 |
| Tech装備の統合 | 名称整理から考えられる予想。標準装備は未発表 |
| Chiefの色・装備・グレード整理 | FSCの予想。Thunderstroke 116継続は国内公式方針 |
| PowerPlusのレース関連仕様 | FSCの予想。EICMAで王座を祝うことは公式予告 |
| Concept Girder市販化 | 期待枠。市販化を示す公式発表は今回未確認 |
| FTR復活 | 期待枠。今回の公式予告に具体的な材料なし |
EICMAで発表されたモデルが、すべて日本で同時に発売されるとは限りません。
まずは日本へ入る車種とグレード、価格、カラー、発売時期。そして、ハンドルやケーブル、吸排気、シート、バッグなどのパーツがどこまで共通なのか。
今乗っている車両を楽しみたい方にも、MY27を検討している方にも、このあたりは大事な話だと思います。
11月3日の発表後、今回の予想がどこまで当たっていたか、FSC目線で答え合わせしたいですね。
皆さんはMY27に何を期待しますか? Scout、Chief、PowerPlus、それともFTR。ご来店の際にも、ぜひ聞かせてください。
Flow Style Custom